由布院アートストック/驚き」と「静けさ」が「たゆとう町」へ

「驚き」と「静けさ」が「たゆとう町」へ

           由布院アートストック代表 中谷健太郎

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 スペイン・バスクの「ビルバオ」を訪れた。沈んでいた「鉄の町」が、10数年前、「グッゲンハイム美術館」を誘致したことで甦った。それをこの目で見てきた。嘘じゃなかった。 

「グッゲンハイム美術館」とは何者か?口では言えない。近くに磯崎新さんの建物がしなやかに進められていた。その磯崎さんが由布院駅を造ってくださったのが10数年前、「グッゲンハイム・・・」が造られた時期である。そして由布院はどうなったか?ご覧のようになった。 

「グッゲンハイムの驚き」と「旧市街の静けさ」を結ぶ地点に、ぎょっとするほど大きな「ワンコウ」、つまり犬の像があった。巨大な全身が眩しい「花」に覆われている。犬を巡って旧市街の「静けさ」と、グッゲンハイムの「驚き」が、たゆたい、交差していた。由布院ではどうか? 

由布院とは「由布院盆地」のことだと思う。我が家からは由布院盆地しか見えない。あるいは感知できない。「場所」を特定した上で、そこに人々が「誘われ、出会う」ための「仕掛け」を創ろう、それが私たち町内外の有志で結成する「ユフインアートストック」の希いだ、ま、大げさに言うと、そういう事になる。 

「バスクで参ったなあ」日記・09・03・24・中谷健太郎

数年前、スペインはバスクへの旅で、何度か「のけぞった」。そのことをチラリと書いたら「続き」を書け、と言う。「いつもメモして、記録して、オモシロ・オカシク発表しろ」と言ってきたので「そんならあんたがやってみいな」と編集者がマワシゲリを放ってよこしたのだ。美人だから言うことを聞こう。

海に面した鉄の街「ビルバオ」に、中世の甲冑武者ふうの建物が建った。名前は「グッゲンハイム美術館」、超現代のアートが並ぶ巨大なドームだ。中で何度かノケゾッタけれど、それよりも入り口の外で、商店街に向かって突ッ立って、いや座り込んでいる馬鹿でかい「ワン公」に度肝を抜かれた。全身草花に覆われたコンクリートの像が、<夢の現代アート・ドーム>と<生活の歴史商店街>を結んでいる、ほのぼの・・・。
「ジス・イズ・ジ・アート」積み立てをしてビルバオへ行こう。